2011年8月31日水曜日

シリアへ軍事介入しない理由

リビアの次は、民衆の弾圧が続いているシリアに注目が集まる。
3月の反体制運動の発生以来、約2200人を殺害してるが
欧米諸国はシリアにはなんで介入しないんだろ?

シリアは、パレスチナのイスラム原理主義ハマスや
レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラを支援していて、
パレスチナ、レバノン情勢の鍵を握っているし、
対米強行姿勢を貫くイランとの友好国となっていて、
欧米がシリアに介入する事によって、アラブ諸国全域にわたって
不安定な情勢を拡大させる可能性が高いため。


アラブ諸国連盟は、28日に武力弾圧の停止を求める発表をしたが
シリア政府は拒否して、連日のように犠牲者が増えているが、
軍事介入までに至らないみたい。

政府が弾圧停止を受け入れた場合は、反政府の運動が活発になって
リビア、エジプトのように、いままでの独裁政権の恨みから
血の報復を受ける事は間違い無いやろ。


国連の指導を中心とした勧告と拒否した場合の経済封鎖。
シリア国民は厳しくなるから、出国や移民の受け入れなど
国連が指導するならそれなりの救済を用意する必要がある。


大量虐殺を行う国を放置するのか?
軍事介入をするのか?
究極の選択や。





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