2011年5月31日火曜日

ベラルーシの経済危機

最近は経済危機に陥る国が目立ってるけど、
ベラルーシもいよいよ窮地に、「欧州最後の独裁者」と言われる
ルカシェンコ大統領は旧ソ連型の経済運営を行ってきたけど、
ロシア産の石油、天然ガス価格引き上げと、バラマキ財政に耐えられず
外貨が底をついてきた。

ベラルーシは、公定レートを1ドル=4930ベラルーシルーブル
に設定し、ユーラシア経済共同体から3年間で30億ドルの融資を得たが、
今年の貿易赤字が120億ドルの予想で、外貨準備は30億ドル以下まで激減。


ベラルーシは、ソ連崩壊後も経済政策を先送りして
安価なロシア産の精製と欧州諸国への転売で利益を稼いできたが、
ロシアの石油、天然ガスの値上げが経済危機の要因。


ロシアはベラルーシの経済支援を行う準備があるけど、それには
ベラルーシの石油精製企業やパイプライン網、通信インフラの実権を握りたい。

ロシアの世界へ向けての外交と、したたかさは凄いですね。

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