2011年5月12日木曜日

エジプトとイスラエルの関係が大きく変わった

ムバラク元大統領の後を追ってエジプトの舵取りを行っている
シャラフ内閣は、民衆でデモの力を良く理解しているので、
エジプト市民の意向を反映した政治をすすめてる。

●イスラム原理主義組織のハマス と パレスチナ主流派のファタハの和解交渉を仲介。
●ハマスが支配するパレスチナ自治区のガザ地区検問の解放
●イスラエルへの天然ガス輸出の見直し

エジプト市民の中には、イスラエルを快く思っていない方が多く事を
尊重している事が見えてくる。


アメリカは、イスラエル支援を行っているし、
ハマス=テロ組織とみなしていて、
ムバラク元大統領時代は、アラブ世界でのアメリカの代理人的な存在だったが、
民意は全く違うものだった。

イスラエルは、エジプトとの平和条約があったから、
ハマスやヒズボラに戦力を集中していたんだけど、
エジプトの方向転換によって、中東での孤立が際立ってくる。

国民の不満によって引き起こされた革命は、
いままでの政府の意見と逆の意見で運用できるようになる。
これは近隣諸国や、世界情勢を大きく変えてしまう程の影響力がある事を思い知った。

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