日本航空が発表した、23年3月期連結決算の営業利益が1884億円で
更生計画を見込んでいた614億円を大幅に上回り過去最高。
赤字路線の廃止、機材の小型化、リストラなどの施策が功を奏してる。
経営者が代れば、ここまで業績が変わる。見事な手腕です。
赤字になっている路線を停止する事は、
売上を下げる事になり、英断をする事がなかなかできない、
また、停止する事により従業員が余ってくるのでリストラの必要がある。
長年売上拡大路線を行っている経営者はこの手法を
なかなか手を打つことができない。
リストラという施策は最終手段であるとは思いますが、
この手を打てない事で、企業が消滅する事はもっと厳しい。
また、機材の小型化により乗車率と燃費の向上も大きい。
これは仕事の効率化ですが、お金があるうちでないと
機材の変更ができないので、資金が無くなる前に手を打つ必要がある。
後付けで言うことは誰でもできるけど
実際に上記の施策を行うための想像以上のパワーが必要になる。
経費は最小に、利益は最大に がモットーの稲森氏の凄さを
日本航空の短期間での黒字化、しかも営業利益は過去最高という形で
初めて見る事ができました。
東日本大震災での影響で乗車率が国内28%、国際26%減で
今後も厳しい対応が迫られてきますし、
旅客人数は初めてANAが首位となった。
課題は沢山あるんだと思いますが、
企業はやっぱり黒字でなければ存続し続けられない。
肝に銘じます。
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