2011年9月20日火曜日

日銀とFRBの確執

FRBトップのバーナンキ氏は、
お金が回れば景気が良くなるから、銀行はお金を貸して
中央銀行は思い切ってお金を刷って金融機関に流し込む
1930年の世界恐慌は、FRBによるお金の供給量が足りなかったと考える。
物価がデフレの前水準に戻るまではお札を刷るべきだ!との意見。


日銀トップの白川氏は、
お札を刷っても景気や物価の刺激効果は乏しい、
効き目があるのは不良債権問題で金融不安が生じている時との意見。


ただ10年もデフレが続く日本を見ると、
FRBから日銀の制作が間違っていると指摘されると痛い。


が、FRBは住宅ローン担保証券を1.75兆ドル買い上げる量的緩和や
アメリカ国債を8千億ドル買い上げる量的緩和第二弾を行って
デフレに陥らなかったんだけど、ドルが原油、穀物、金の市場に流れて
世界の物価を一気に押し上げた。


でも・・・景気は回復してない。


アメリカはインフレの割には金利が下がっている。
日本はデフレだけど金利は変わらない。
実質金利でみるとアメリカよりも日本方が高いと判断されてるため、
日本の金融資産を保持する方が価値が高いという事になる。
だから円高になる・・・らしい。

FRBが量的緩和の第三弾に踏み切れば・・・
さらに物価の上昇と円高が進むのか要チェックです。


一つだけ間違いないのは、中学校でも習ったけど、
お札を刷ればインフレになるって事。


小手先調整では不景気回復は厳しそうな感じがします。


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