2011年10月11日火曜日

ノーベル経済学賞の発表

スウェーデンの王立科学アカデミーは
2011年のノーベル経済学賞を発表!

マクロ経済の原因と結果を実証分析する方法を確立した
アメリカ・ニューヨーク大のトーマス・サージェント教授と
プリンストン大のクリストファー・シムズ教授に授与。

サージェント教授は、
政府が裁量的な財政・金融政策を導入したとしても、
企業も個人もその結果を正しく予想して行動するため、
その政策は無に帰するとの仮設を立てて、
多くの政府が高いインフレ政策を取ったとしても、
最終的にはインフレ抑制政策に戻るという課程を実証分析。


シムズ教授は、
中央銀行による政策金利引き上げの影響を計量経済学を用いて分析
経済成長が短期的に減速してもインフレが落ち着くのには
1~2年かかる事を証明。


サージェント教授の理論だと、
日本がもし、インフレ対策を行ったとしても無意味って事?
これが正解なら、日銀の白川総裁の判断は正しいって事なんだろう。

シムズ教授の理論だと
経済成長が減速気味になってきている中国でも
インフレは1~2年後に落ち着くからタイムラグがあるって事かな?


教授に聞きたいのは今の世界経済の立て直しをする際に
何処の国で何を優先的に対処したら良いのだろうか?
ノーベル賞を受賞していてもこの問題は難しいんでしょうかね。

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